あしたの、喜多善男(最終回)

前回のネガティブ人格との一体化で死ぬ理由がなくなってしまったせいもあり、喜多さんが死ぬのをやめるところの説得理由が弱かった気もするが、あの時点では死ぬ気なんて無かったはずなのであれで良かったのだろう。かえってお涙頂戴的な演出が入ったら見ていて白けたかもしれない。
だが、死ぬのをやめた後が良かった。喜多さんがミズホと再会したとき距離をおいて見つめあうところや平太とリカの関係の清算での心中を登場人物にセリフで説明させるような陳腐な方法でなく、受け手にそれぞれの心情を推察させる演出になっているのが良かった。
喜多さんがショボくれた過去を捨て颯爽と明日へ歩き出すところで終わったのが清清しい。
このドラマのテーマは最終回のクライマックスとも言える詩の朗読で出てきた「赦し」なのかなぁ。(正直、そんなこと考えてみてなかったけど)

801板見て吹いた、そういう見方もあるのかよw